2010年08月28日

翡翠のかんざしをネクタイピンにリフォーム

以前に造ったネクタイピンを紹介します。

リフォーム前の品物は18金で出来た翡翠(ひすい)の簪(かんざし)です。

リフォーム前、翡翠の簪.JPG

翡翠の形がとても珍しいです。

石だけを使用してプラチナでネクタイピンにリフォームしました。

完成品はこちら
リフォーム後、PT翡翠タイピン02.JPG

背景が赤くてすみません。

変わった形の翡翠をうまく固定してあります。

シンプルな物が多いタイピンですが、これなら味があって良いと思います。

リフォーム後、PT翡翠タイピン.JPG

実際にネクタイにつけるとこんな感じになります。

同じ形の翡翠が存在するとは思えませんし、まさに世界で一つだけのジュエリーですねわーい(嬉しい顔)

ちなみにこの作品は先代の親父が造りました。
これからも少しずつ紹介していきたいと思っています。

リフォーム 佐々木貴金属.jpg
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2010年08月25日

複数の18金の指輪を一つにリフォーム

以前にリフォームで造った品物の紹介をします。

使わなくなった複数のリングを一つにまとめました。


量販されているファッションリングは値段を下げる為にとても軽くなっています。
その為、当店でリフォームする場合に地金が足りない事が多いです。

足りない分は当店の地金を足して使いますので心配はありません。

今回の場合は3つの指輪をお持ち戴いたのでそれを全部使用して製作しました。


残念ですがリフォーム前の写真はありません。

完成品はこちら
K18ダイヤリング リフォーム後.JPG

ボリューム感たっぷりに仕上がりました。

18金は硬いので形を造るのが大変です。
今回のように厚みがあるとなかなか曲がりません。
真円を出すのも一苦労です。

上面のラインの中にリフォーム前の指輪から取り外したダイヤを彫り留めしました。

側面から見るとこんな感じです。
18金ダイヤリング リフォーム後.JPG

立体感があるのが判ると思います。

腕の一番厚い部分で3mm位あります。
重なっているトップ部分は5mm近くあるかもしれません。

こういったデザインだとワックスから造ってキャストする方が多いと思います。

当店の場合、リフォームは溶かした塊から叩いて造るのが基本です。

この品物を造るときも叩いてなまして叩いてなまして叩いてなまして・・・
ずっと繰り返して少しずつ少しずつ形が出来ていきます。


苦労した分、お客様に喜んでもらえるとうれしいですわーい(嬉しい顔)

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2010年08月22日

PT900ガーネットの指輪をペンダントへリフォーム

昨日は隣町の商工祭りのお手伝いに参加してきました。
非常に暑くて参りましたあせあせ(飛び散る汗)
普段室内で一日中座りっぱなしの人間にはキツかったです。

今日は一日しっかり仕事です。


以前に造ったリフォームの紹介をします。

ガーネットのプラチナの指輪をペンダントへ造り替えました。

リフォーム前の写真はありませんので完成後の写真を
PTガーネットペンダント リフォーム後.JPG

流れるようなラインでガーネットを挟んだデザインになります。

幅を広めに造ったプラチナのゆるやかなカーブがとても良い輝きを放っているように思います。

シンプルなデザインですが、きれいに見える様にバランスをとる事に気を使いました。
微妙な角度の違いで流れるような感じがなくなってしまうんですよね。

パーツを付ける位置はもちろん、パーツの大きさやカーブの付け方も何度も何度も微調整を繰り返して作業を進めました。


自分でも気に入っている品物の中のひとつですわーい(嬉しい顔)

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posted by 二代目 at 09:55 | Comment(0) | リフォーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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2010年08月07日

PT900ダイヤリング作り替え

以前に造ったリフォームの作品を紹介します。

まずはリフォーム前の写真
PTダイヤリング リフォーム前

ダイヤが五つ並んだ一文字の指輪です。

今風ではありませんが一文字といえばこれ!!

という位のデザインです。


今回のお客様の希望は

「出来るだけ低く」

「指につけたときに引っかからないように」

「普段使いやすいように」・・・というような感じでした。


打ち合わせの結果はこちら
PTダイヤ一文字リフォーム後

ダイヤを五つ埋め込みました。

横から見たときにダイヤが見えない位に沈めてあります。

ダイヤの周りには照り返しをつけ、光を多く反射させダイヤを綺麗に引き立てる様にしています。

また、全体的にボリュームを持たせ、長年使っても変形の心配が少なく安心してもらえるようにしました。

腕の内面は角を取り丸くなめらかにしてあるので指にフィットすると思います。

最近はほとんどのお客様が、
「出来るだけ低く引っかからないデザインが良い」と言いますねわーい(嬉しい顔)

佐々木貴金属工芸 リフォーム.jpg
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2010年08月05日

シルバーのイヤリングをペンダントへリフォーム

皆さん、片方をなくしてしまったイヤリングやピアスどうしてますか?

今回はイヤリングからペンダントへデザインを変えずにリフォームです。

先日、イヤリングの金具をそのまま利用してチェーンが通る様に加工をしました。

その時に説明をしたのですが、やはり身に着けた時に傾いてしまうということで、ちゃんとペンダント用の金具に変える事になりました。

100730_132814.JPG

まずは金具を外します。
全体を炙りロー付けされてる金具を外しました。

ほかのロー付け部分を溶かさない様に気をつけます。

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真ん中の丸い部分は石ではなく半球状のシルバーの板です。

中が空洞で、しかも接着剤でついていたためにパカパカ動いてしまいます。

なのでロー付けして固定しました。

完全密封にすると破裂してしまう可能性があるので下に小さな穴を開けました。

水が中に入った時にもそこから出せる様にという意味もあります。

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シルバーの板からバチカン(チェーンを通す為の金具)を造りロー付けします。

前の工程で空洞のまま完全密封してたらこの時に破裂する可能性があります。

シルバーは全体が温まらないとローが流れません。
結構、気を使います。

実は金やプラチナより大変かも・・・

100730_144126.JPG

シルバーは火を当てると真っ白になってしまいます。

なので全体を磨きなおします。
ピカピカになりました。

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もともと燻しが施されたデザインだったのでその加工もしました。

爪楊枝などで隙間に薬液を塗っていきます。
黒く変色して乾いたらまた磨きます。

無事に終了ですわーい(嬉しい顔)

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posted by 二代目 at 11:39 | Comment(0) | リフォーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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2010年07月30日

ジュエリーのリフォームについて

皆様、ジュエリーのリフォームに興味はありますか?

当店に来るお客様もリフォームの割合が増えています。


世の中にはリフォームを行うジュエリーのお店が沢山あります。

それは大きく分けて2種類に分かれます。

当店のようにお客様のお持ちになった指輪などの地金を溶かして造るお店

もうひとつは新品の地金しか使わないお店です。

新品の地金しか使わないという事は古い地金を下取りしてそのお金で新しい物を買うのと同じです。

つまり新しく造った指輪には元の指輪の地金が1%も含まれないという事になります。

当店はお客様の想いの詰ったジュエリーの地金を使うことで新しい品物にも想いは受け継がれていくのではと考えています。

特に「形見の指輪を作り替えて使いたい」「大切な方にプレゼントして戴いた物を使い続けたい」と考えの方はお店を選ぶ参考にしてください。

リフォーム例

リフォーム前
PTダイヤ立て爪リフォーム前.JPG
昔のダイヤ立て爪のペンダント

リフォーム後
PTダイヤペンダントリフォーム後.JPG

普段使いしやすく枠や爪を小さく作り替えました。

佐々木貴金属工芸 リフォーム.jpg
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