2011年07月14日
PT900 エメラルドカットのダイヤリングサイズ直し
2011年07月12日
18金ピアス 金具の製作
2011年02月03日
18金とプラチナのコンビリングのサイズ直し
修理の紹介をします。
今回のサイズ直しは受けるかどうか悩みました。
18金の指輪にぐるっと一周プラチナが付いてるコンビリングです。
こういうコンビリングは切ると上面のプラチナが分離してしまう物もあります。
また、ロー付けの時に火で炙ると同じ様に分離してしまう物もあります。
なので、このタイプの指輪のサイズ直しは断る事があります。
(買ったお店に持って行った方が安心ですよと説明します)
今回の指輪は実物を見て大丈夫そうだと感じたので受けました。
まずは糸鋸で切断。
切ってもプラチナは剥がれませんでした。
ちょっと安心
18金の板から間に挟む為のパーツを作ります。
プラチナの幅に合わせた溝を削って行きます。
そこにプラチナで造った甲丸状の線をくっ付けます。
サイズを伸ばす幅に調整して指輪の間に挟んでロー付けします。
指輪を石綿で保護と固定して酸化防止剤を塗ってロー付けします。
プラチナ部分が剥がれて来ないことを祈りながらバーナーで炙ります。
何とか無事ロー付け終了。
後はサイズと真円を出し、形を整え、綺麗に磨いて完成です。
よく見るとプラチナの部分にロー目がありますが、
これは金ローを使う以上どうしても出てしまいます。仕方ありません。
お客様は綺麗に仕上がったと喜んでくれました。
今回のサイズ直しは受けるかどうか悩みました。
18金の指輪にぐるっと一周プラチナが付いてるコンビリングです。
こういうコンビリングは切ると上面のプラチナが分離してしまう物もあります。
また、ロー付けの時に火で炙ると同じ様に分離してしまう物もあります。
なので、このタイプの指輪のサイズ直しは断る事があります。
(買ったお店に持って行った方が安心ですよと説明します)
今回の指輪は実物を見て大丈夫そうだと感じたので受けました。
まずは糸鋸で切断。
切ってもプラチナは剥がれませんでした。
ちょっと安心
18金の板から間に挟む為のパーツを作ります。
プラチナの幅に合わせた溝を削って行きます。
そこにプラチナで造った甲丸状の線をくっ付けます。
サイズを伸ばす幅に調整して指輪の間に挟んでロー付けします。
指輪を石綿で保護と固定して酸化防止剤を塗ってロー付けします。
プラチナ部分が剥がれて来ないことを祈りながらバーナーで炙ります。
何とか無事ロー付け終了。
後はサイズと真円を出し、形を整え、綺麗に磨いて完成です。
よく見るとプラチナの部分にロー目がありますが、
これは金ローを使う以上どうしても出てしまいます。仕方ありません。
お客様は綺麗に仕上がったと喜んでくれました。
2011年02月02日
18金 印台リングのサイズ直し
修理の紹介をします
今回は18金の印台リングのサイズ直しです。
まずは今迄にサイズ直しがしてあるかを良く見ます。
軽くバーナーで火を当ててみたらうっすらとサイズ直しをした跡が出てきました。
糸鋸でその部分を切り取り、新しく伸ばす分の地金もプラスして間に挟みます。
そしてロー付けです。
出来るだけ渋いローを使います。
共付けに近い感じで今回はロー付けしました。
ロー付けが終わったら内面をRに合わせて削ります。
そして心金でサイズを出しつつ真円にします。
サイズが出たら余分な部分をやすりで削り全体の形を整えます。
心金でサイズを出す時にロー付けした部分(挟んだ地金)を叩いて伸ばすので、
内面の後に外側のやすり掛けをします。
形が出来たら超硬のロータリーヘラで全体を締めます。
あとは綺麗に磨いていきます。
完成です。
腕も綺麗に磨けました。
今回は18金の印台リングのサイズ直しです。
まずは今迄にサイズ直しがしてあるかを良く見ます。
軽くバーナーで火を当ててみたらうっすらとサイズ直しをした跡が出てきました。
糸鋸でその部分を切り取り、新しく伸ばす分の地金もプラスして間に挟みます。
そしてロー付けです。
出来るだけ渋いローを使います。
共付けに近い感じで今回はロー付けしました。
ロー付けが終わったら内面をRに合わせて削ります。
そして心金でサイズを出しつつ真円にします。
サイズが出たら余分な部分をやすりで削り全体の形を整えます。
心金でサイズを出す時にロー付けした部分(挟んだ地金)を叩いて伸ばすので、
内面の後に外側のやすり掛けをします。
形が出来たら超硬のロータリーヘラで全体を締めます。
あとは綺麗に磨いていきます。
完成です。
腕も綺麗に磨けました。
2010年10月23日
プラチナの切れたネックレスの修理
ネックレスの修理をしました。
修理前
プラチナの棒状のパーツをチェーンでつないだデザインになっています。
今回のは鎖ではなく、パーツのつなぎ目が切れてしまったみたいです。
切れて変形した輪っかにパーツを通して閉じます。
そしてロー付け
出来るだけ短い時間で終わらせるように心がけます。
指輪の修理でも同じですが、火を長い時間当て続けるのは一つも良い事がありません。
今回のは石も留まっていないしプラチナだし気分的には少し楽です。
とは言っても気を抜いてパーツがくっ付いて動かなくなったりしたら大変です。
まじめにやりました
ロー付け後です。
きれいにくっ付きました。
動きもスムーズです。
あとは磨いて完成です。
チェーンを磨くときには機械に絡まないように注意します。
昔、ネックレスやブレスレットが主力の会社で働いたのでチェーンの磨きは結構得意です。
数年前調べたら、その会社は知らないうちに無くなってました・・・
世の中わからないものですね。
無事終了です
佐々木貴金属工芸の修理のページはこちら
修理前
プラチナの棒状のパーツをチェーンでつないだデザインになっています。
今回のは鎖ではなく、パーツのつなぎ目が切れてしまったみたいです。
切れて変形した輪っかにパーツを通して閉じます。
そしてロー付け
出来るだけ短い時間で終わらせるように心がけます。
指輪の修理でも同じですが、火を長い時間当て続けるのは一つも良い事がありません。
今回のは石も留まっていないしプラチナだし気分的には少し楽です。
とは言っても気を抜いてパーツがくっ付いて動かなくなったりしたら大変です。
まじめにやりました
ロー付け後です。
きれいにくっ付きました。
動きもスムーズです。
あとは磨いて完成です。
チェーンを磨くときには機械に絡まないように注意します。
昔、ネックレスやブレスレットが主力の会社で働いたのでチェーンの磨きは結構得意です。
数年前調べたら、その会社は知らないうちに無くなってました・・・
世の中わからないものですね。
無事終了です
佐々木貴金属工芸の修理のページはこちら
2010年10月22日
プラチナのダイヤリングのサイズ直し
修理例の紹介をします。
修理前
結構大きなダイヤが入っています。
腕は細めですね。
今回はサイズを大きくします。
よく見るとサイズ直しをした跡があります。
大きくする場合は腕を糸鋸で切り伸ばす分の地金を挟んでロー付けします。
今回の場合はまず前回ロー付けしてある部分を切り取ります。
これは新たにロー付けしたときに前回ロー付けした部分が溶けるのを防ぐ為です。
他店でサイズ直しをした物はどんなローを使ったか判りません。
低い温度で溶けるローを使っていたらロー付け中にポロッと取れてしまう事も・・・
たまにですが、プラチナなのに金ローを使っていたりする場合もありました。
もちろん前回のロー付け部分を切り取らずに作業する事も可能ですが、
一本の腕の中に切った跡が3つも4つもあるのはあまり綺麗だとは思えません。
切り取った分+今回伸ばす分の長さの地金を挟んでロー付けします。
ダイヤの入っている部分は水に浸した石綿で保護して作業します。
ロー付け後はサイズを出し、形を整えて磨いていきます。
出来るだけロー付けをした跡が判らない様な仕上がりを目指しています。
無事終了です
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修理前
結構大きなダイヤが入っています。
腕は細めですね。
今回はサイズを大きくします。
よく見るとサイズ直しをした跡があります。
大きくする場合は腕を糸鋸で切り伸ばす分の地金を挟んでロー付けします。
今回の場合はまず前回ロー付けしてある部分を切り取ります。
これは新たにロー付けしたときに前回ロー付けした部分が溶けるのを防ぐ為です。
他店でサイズ直しをした物はどんなローを使ったか判りません。
低い温度で溶けるローを使っていたらロー付け中にポロッと取れてしまう事も・・・
たまにですが、プラチナなのに金ローを使っていたりする場合もありました。
もちろん前回のロー付け部分を切り取らずに作業する事も可能ですが、
一本の腕の中に切った跡が3つも4つもあるのはあまり綺麗だとは思えません。
切り取った分+今回伸ばす分の長さの地金を挟んでロー付けします。
ダイヤの入っている部分は水に浸した石綿で保護して作業します。
ロー付け後はサイズを出し、形を整えて磨いていきます。
出来るだけロー付けをした跡が判らない様な仕上がりを目指しています。
無事終了です
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