2011年02月03日

18金とプラチナのコンビリングのサイズ直し

修理の紹介をします。

今回のサイズ直しは受けるかどうか悩みました。

18金の指輪にぐるっと一周プラチナが付いてるコンビリングです。
PTK18コンビリングサイズ直し01.JPG

こういうコンビリングは切ると上面のプラチナが分離してしまう物もあります。
また、ロー付けの時に火で炙ると同じ様に分離してしまう物もあります。

なので、このタイプの指輪のサイズ直しは断る事があります。
(買ったお店に持って行った方が安心ですよと説明します)

今回の指輪は実物を見て大丈夫そうだと感じたので受けました。

まずは糸鋸で切断。
PTK18コンビリングサイズ直し02.JPG

切ってもプラチナは剥がれませんでした。
ちょっと安心

PTK18コンビリングサイズ直し03.JPG

18金の板から間に挟む為のパーツを作ります。

プラチナの幅に合わせた溝を削って行きます。

PTK18コンビリングサイズ直し04.JPG

そこにプラチナで造った甲丸状の線をくっ付けます。

サイズを伸ばす幅に調整して指輪の間に挟んでロー付けします。

PTK18コンビリングサイズ直し05.JPG

指輪を石綿で保護と固定して酸化防止剤を塗ってロー付けします。

プラチナ部分が剥がれて来ないことを祈りながらバーナーで炙ります。

何とか無事ロー付け終了。

後はサイズと真円を出し、形を整え、綺麗に磨いて完成です。

PTK18コンビリングサイズ直し06.JPG

よく見るとプラチナの部分にロー目がありますが、
これは金ローを使う以上どうしても出てしまいます。仕方ありません。

お客様は綺麗に仕上がったと喜んでくれました。
posted by 二代目 at 09:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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