へびのリングやサルのリングと同様に同業者の友人からの依頼で造りました。
他の所には断られたって言ってました。
当然の事ですが、うちでもかなり苦労しました。
断るのは簡単ですが、新しい物や造った事の無い物に挑戦しないとつまらないですよね。

まずは完成品
広げた状態の写真です。
純金のプレートを3つ繋いだデザインになります。
プレートとプレートをつなぐ金具は18金製です。
強度的な問題がある為です。
18金の金具なら純金と違って変形しにくいので長期間安心して使えます。
造る工程はまず地金屋さんに頼んで目的の幅と厚みの純金の板を作ってもらいました。
それを3つに分けアールをつけて角を均等に落としました。
そして、18金の金具と合体です。

側面から見るとこんな感じです。
厚みがすごくあるのが判ると思います。
このブレスレットの重さは200g以上ですから


純金は加工が大変です。
糸鋸で切るのもやすりで削るのもすごく時間かかります。
しかも、これだけ大きいとほんと大変です。

腕に嵌めるとこんな感じになります。
当店は出来上がった品物は決して素手では触りません。
なので、手袋しています。
純金の輝きが判りますでしょうか?
これだけつるつるのピカピカに磨くのは本当に苦労しました。
純金は指輪でもピカピカにするのは難しいんです。
(以前の純金の指輪の修理の記事を参考にしてください。)
このブレスレットはひたすら2日位磨き続けました。
ある程度までなら簡単なんですけどね。
その甲斐あって大変喜んでもらえました


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