2010年07月21日

純金リング その2

純金の指輪の修理の続き

ロー付けした後はサイズを出して形を整え磨きます。

って一行で書き終わりますが実際は大変です。

100716_110737.JPG

純金はもともと軟らかく火で炙った為、更に軟らかさが増しています。

そこでロータリーヘラで全体を引き締めます。

当店はロータリーヘラだけでも10種類近く在ります。
状況により使い分けます。

しめ終わったら今度は超硬ヘラで磨いていきます。

100716_111731.JPG

この段階でロータリーヘラの跡を消し全体をなめらかに光らせます。

これは手作業です。

最後に軽くバフをかけて完成です。

100719_203515.JPG

純金はバフをかけると肌荒れを起こしツヤが出ません。

そのためヘラがけの段階でほぼ完成という位まで綺麗にする必要があるのです。

もともとあった深いキズは少し残りました。
磨きすぎて軽くなったり形が変わるのを防ぐためです。


無事終了です。

posted by 二代目 at 19:13 | Comment(0) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
HP001.jpg
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。